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☆津貫ニューメイク 931DAYS
 Yakushima Aging Peat:3.5ppm
 Distilled:2017.02 Bottled:2019.10
 度数:60%
 樽種:Burbon Barrel
(状態) 開封後5ヶ月/残量:70%程度/自宅

(テイスティング)
香り:
やや酸味の際立つニューポッティな香り、やや強めのアルコール感、ミカンジュース、カボスや柚子を思わせる青々とした柑橘、ややしっかりとした木材、クリーミーな穀物のニュアンス、僅かにスパイシー。

味:
かなり棘のあるアタックとドライなモルトの風味、柑橘のピールを思わせるビターな果実味、しっかりと主張のあるウッディ、僅かにファッティな部分もある。フィニッシュは短く、強めのウッディと独特な酸味、穀物の香りが残る。

感想:
口当たりは相当に若々しく、刺激的。一方で青々とした柑橘のニュアンスが非常に顕著に現れており、決して飲みやすくはないものの面白さはある。加水しても荒々しさは残るが、よりカボスや柚子のような青い柑橘系の風味が強調される。

評価:なし(ニューメイクのため)

コスパ:なし(イベント用のため)

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2017年以降、毎年11月に開催されている本坊酒造株式会社主催のマルス津貫蒸溜所祭り。

津貫蒸溜所の周年祝いとして催されるこのイベントは、同時にファン感謝祭といった趣向も併せ持ち、毎年多くの参加者で賑わいます。

そんな津貫蒸溜所祭り限定で販売されるのが、500mlのボトルに詰められた津貫ニューメイクシリーズです。このボトルは、未だシングルモルトの発売されていない津貫の原酒の味わいを、いち早くマルスウイスキーファンに味わって欲しいという本坊酒造の方々の好意であると同時に、津貫原酒の方向性を一般のウイスキーファンが体感できる数少ない機会のひとつでもあります。

2018年までは津貫製造のニューポットを津貫蒸溜所の熟成庫で熟成した純津貫製のニューメイク(未だ3年の熟成期間を経ていないもの)をボトリングしていましたが、2019年は過去2回とは趣向を変え、津貫製造のニューポットを信州および屋久島の熟成庫にて熟成した、所謂「信州エージング」と「屋久島エージング」のリリースとなりました。

本ボトルはその1本、「屋久島エージング」です。

屋久島エージングはフェノール値:3.5ppmのライトリーピーテッド麦芽で仕込まれた原酒。熟成期間は3年に僅かに届かぬ931日です。

やはり熟成途中のニューメイクということだけあって、ニューポットのニュアンスが全面に現れたテイストで、アルコール度数もバレルエントリーから殆ど変わらない(マルスは基本的に60%で樽詰め)60%である為に非常に刺激の強い口当たりです。

その一方でウイスキーとしての味わいも、しっかりと付き始めている印象。とりわけ駒ヶ岳(信州蒸溜所原酒)の屋久島エージングのものに共通して現れている「青っぽい柑橘」の要素が同様に現れていました。

また、温暖な気候が影響してか樽のウッディさが非常に強く出ており、スパイシーさと相まって結構刺激的。津貫原酒の目指す「深みとエネルギッシュさ」といったニュアンスはこのウッディさとニューポットのアルコール感に紛れ、判然としない印象でした。

ともあれ、そのあたりは熟成を重ねていくことで改善が期待できる部分。今後、熟成年数に従って順にこなれてくるのではないかと思います。これからのリリースに期待ですね。