☆GLENALLACHIE AGED 15 YEARS
度数:46%
樽種:PXシェリー、オロロソシェリー
(状態) 開封時期不明/残量:60%程度/バー飲み
(テイスティング)
香り:レーズン、焼きたてのバゲットの香ばしさ、ココアパウダー、バルサミコ、カシス、プルーン、ビターと湿り気を伴うウッディ。
味:
シェリーカスクらしいドライフルーツとベリーのスイート、少々のホコリっぽさとビターを伴うウッディ、湿った木材も。中盤からバルサミコまたはベリーの酸味、クローブ、オールスパイス、香ばしさのある穀物。フィニッシュはタンニン、ベリー、意外とあっさり。余韻でグレープジュースの後味、カスタード。
感想:
シェリーカスクらしいドライフルーツのスイートが全面に出ているが、意外とあとに残らずあっさりと飲める。ビター感もはっきりしているがだが、しつこくなく、あっさりしていて心地よい。加水にも結構耐え、ビターが押さえられタンニンとベリーが伸びる。原酒由来のモルティがやや抑えられ、カスクが若干前のめり気味。だがシェリーシェリーせず飲みやすい。
評価:3(日飲みできるレベル~美味しく感じる/ゆっくり楽しめるレベル)
コスパ:良い
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2017年にペルノリカールから買収され、独立系となったグレンアラヒー。以後、続々とシングルモルトをリリースし、早くも市場に定着したイメージがあります。
そんなグレンアラヒーのミドルレンジ、15年は今年の1月にリリースされたボトル。樽使いはシェリー&シェリーと一見コテコテな仕様なのですが、飲んでみると思いの外軽くてクリアー。ありがちなベタベタ重い甘さが控えめで、非常に飲みやすい仕上がりでした。
ただ、アラヒーらしいモルティさが少し隠れてしまった印象。やはり甘口シェリーカスクにはあの太いモルティでも敵わなかったようです。
しかしそれはそれ、十分楽しめる良い味わいでした。そしてこのクオリティでボトル1万を割り込むのは嬉しい。やっぱりコスパも大事ですねぇ…。