〇 スムーズさはそのままリッチに、完成度の高まったジェムソン
☆ JAMESON 18 YEARS OLD LIMITED RESERVE
(Alc.40%、オフィシャル、ブレンデッドウイスキー)
(状態)
開封後半年程度/残量:80%程度/自宅保管
(テイスティング)
香り:
バニラ、メープルシロップの甘い香り、続いて熟成感の伴うウッディとビターチョコレートまたはカカオの芳香、徐々にドライフルーツ様な上品な酸味が現れる。少々ケミカルな香りも混じる印象。
味:
スムーズで全体的に控えめな印象。上品な甘さ、ウッディネス、タンニンが複合的に重なりながら現れては消える。中盤からメープルシロップ風味のパンケーキ、バターに似たオイリーなコク、キャラメルクリーム、僅かに青っぽい。ややしっかりした樽感。ボディは軽い。
余韻は長くも短くもなく、甘みとビターが程良く伸びる。
感想:
ジェムソンらしくライトでスムーズだが、香りは全体的にリッチで上品。味も相応に重層感が増し、バランスよく纏まっている印象。熟成感もほどほどで、オイリーやケミカル等アイリッシュらしさも散見される。ボディは軽く少々インパクトに欠けるが、飲みやすさと味わいの重層感のためか満足度は低くはない。
評価: 4 (とても美味しく感じる/ゆっくり楽しみたいレベル)
コスパ: 値段相応
前回のジェムソンと同じく、オフィシャルのセミナー参加を契機に久々にテイスティングした1本。
ノーマル(NAS)のジェムソンと比べると、ココアやドライフルーツといったシェリー樽由来と思わしき風味が加わって明らかににリッチなイメージになっています。ただし40度に加水されているためかボディは少々弱め。味の面では重層感はあるものの主張に欠け、捉えどころの無い雰囲気が感じられました。
とはいえ全体のバランスは良好で、棘の無い優等生なイメージ。ストレートでは勿論、オンザロックでもメープルやバニラクリームのような甘い香りが前面に現れてしっかり楽しめます。
価格も現行1万越えではありますが、この出来ならば納得できるレベル。個人的には飲んで損はしないかと思いますが、意外と入手困難。オフィシャルのハイクラスながら一般の酒販チェーンでも余程ウイスキーに特化した店舗でもない限り、見かけない印象です。
この入手の難しさの原因は日本での販路の狭さ故。
(オフィシャルのセミナーでも紹介は無し…)
ジェムソン18年は日本のラインナップではおおっぴらに紹介されていない商品で、オフィシャルの入荷は1年に1度のみ。もともとアイリッシュウイスキーの市場が小さい日本へは割り当てが少なく、おまけにボトル自体がリミテッドリリースで出荷本数が少ないことも影響していると考えられます。
なので余程マニアックな品揃えを狙った店舗でない限り、店頭で見かけることは稀なわけです。またバーに於いても同様で、余程品揃えの良い店かアイリッシュに偏っていない限りはなかなか出会えません。
オフィシャルボトルながらちょっとしたレアキャラ。しかし物珍しさ以上に安定感のある味が魅力なボトルなので、機会に恵まれたなら試す価値アリだと思います。
☆ JAMESON 18 YEARS OLD LIMITED RESERVE
(Alc.40%、オフィシャル、ブレンデッドウイスキー)
(状態)
開封後半年程度/残量:80%程度/自宅保管
(テイスティング)
香り:
バニラ、メープルシロップの甘い香り、続いて熟成感の伴うウッディとビターチョコレートまたはカカオの芳香、徐々にドライフルーツ様な上品な酸味が現れる。少々ケミカルな香りも混じる印象。
味:
スムーズで全体的に控えめな印象。上品な甘さ、ウッディネス、タンニンが複合的に重なりながら現れては消える。中盤からメープルシロップ風味のパンケーキ、バターに似たオイリーなコク、キャラメルクリーム、僅かに青っぽい。ややしっかりした樽感。ボディは軽い。
余韻は長くも短くもなく、甘みとビターが程良く伸びる。
感想:
ジェムソンらしくライトでスムーズだが、香りは全体的にリッチで上品。味も相応に重層感が増し、バランスよく纏まっている印象。熟成感もほどほどで、オイリーやケミカル等アイリッシュらしさも散見される。ボディは軽く少々インパクトに欠けるが、飲みやすさと味わいの重層感のためか満足度は低くはない。
評価: 4 (とても美味しく感じる/ゆっくり楽しみたいレベル)
コスパ: 値段相応
前回のジェムソンと同じく、オフィシャルのセミナー参加を契機に久々にテイスティングした1本。
ノーマル(NAS)のジェムソンと比べると、ココアやドライフルーツといったシェリー樽由来と思わしき風味が加わって明らかににリッチなイメージになっています。ただし40度に加水されているためかボディは少々弱め。味の面では重層感はあるものの主張に欠け、捉えどころの無い雰囲気が感じられました。
とはいえ全体のバランスは良好で、棘の無い優等生なイメージ。ストレートでは勿論、オンザロックでもメープルやバニラクリームのような甘い香りが前面に現れてしっかり楽しめます。
価格も現行1万越えではありますが、この出来ならば納得できるレベル。個人的には飲んで損はしないかと思いますが、意外と入手困難。オフィシャルのハイクラスながら一般の酒販チェーンでも余程ウイスキーに特化した店舗でもない限り、見かけない印象です。
この入手の難しさの原因は日本での販路の狭さ故。
(オフィシャルのセミナーでも紹介は無し…)
ジェムソン18年は日本のラインナップではおおっぴらに紹介されていない商品で、オフィシャルの入荷は1年に1度のみ。もともとアイリッシュウイスキーの市場が小さい日本へは割り当てが少なく、おまけにボトル自体がリミテッドリリースで出荷本数が少ないことも影響していると考えられます。
なので余程マニアックな品揃えを狙った店舗でない限り、店頭で見かけることは稀なわけです。またバーに於いても同様で、余程品揃えの良い店かアイリッシュに偏っていない限りはなかなか出会えません。
オフィシャルボトルながらちょっとしたレアキャラ。しかし物珍しさ以上に安定感のある味が魅力なボトルなので、機会に恵まれたなら試す価値アリだと思います。