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☆BALBLAIR Aged 16 Years
 (オフィシャル)
 度数:40%
(状態) 開封後1年半/残量:70%程度/自宅保管

(テイスティング)
香り:
プラムのような酸味の伴うエステリー、リンゴ、香ばしいモルト、土っぽさをもったピーティ、腐葉土、朽ちた木々。漢方のような薬草の香りもある。

味:
ビターと柔らかい酸味が先行。徐々にウッディとスパイシーに移行。土っぽさをアクセントにしつつ、実山椒のような刺激も存在。終盤にはモルトの香ばしさが出現。フィニッシュは意外と長く、ウッディとタンニン、小豆を思わせるスイートが伸びる。後味は比較的ドライ。

感想:
低めの度数ながら、思いの外しっかりとした味わい。全体的に起伏が小さく、素朴な雰囲気ではあるが、悪くない。香りでは土っぽいピートがはっきり出ているが、味ではそこまで主張せず、良いアクセントに終始。地味ながら悪印象のない味わい。加水でビター感が増す。意外とボディは崩れにくい。

評価:3~4 (日飲みできるレベル/美味しく感じる)

コスパ:値段相応

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ヴィンテージシリーズの発売される以前にリリースされていたボトルで、同時期の物としてはNASの「エレメンツ」があります。具体的に何年頃のリリースかは不明ながら、ラベル明記の会社名がインバーハウスであることから、少なくとも1996年~2005年の間と思われます。

味わいとしては、全体的に振り幅の少ない、フラットかつドライな印象。一時期のオールドオフィシャルボトルで感じられることが多い味わいと似ています。

しかしながら、フラットの中にもしっかりとモルトの太さやスパイシーさも含まれ、ちゃんとバルブレアらしさも持ち合わせています。一方、近年のものと大きく異なって、土っぽい内陸系ピートのフレーバーが、このボトルには感じられます。もしかすると、アライド時代には一部、ピーティな原酒を仕込んでいた時期があったのかもしれません(このあたりの情報は調べても出てきませんでした…)。

このピートの風味、決して味わいを邪魔せずスパイス的に効いており、意外といい感じです。雰囲気としては、過去のOBグレンギリーに似ています。

不明な点は幾らかあるものの、かつてのバルブレアを知るには良い教材かと思います。