今や世界でも屈指の規模の酒類メーカーとなったサントリー。そんなサントリーが山崎蒸溜所に次ぐ第2蒸溜所としてオープンさせたのが、山梨県北杜市に位置する白州蒸溜所だ。
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白州蒸溜所があるのは山梨県北杜市。街や駅から遠く離れた森林の中に位置している。日本国内で山や海、はたまた都市部や工業地帯に立地する蒸溜所はあれど、深い森林の中に位置する蒸溜所は珍しい。
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白州蒸溜所が創業したのは1973年。後、1981年に同敷地内にもう1つ蒸溜所を建造し、最初の蒸溜所を「白州西」、新しい蒸溜所を「白州東」蒸溜所とした。その後、白州東蒸溜所が本格稼働するのと同時に白州西蒸溜所は事実上閉鎖。現在「白州蒸溜所」と呼ばれている施設は「東」蒸溜所のほうである。

尚、「西」の建物は取り壊されずそのまま保存され、現在はコンサートホールやセミナールームとして利用されているようだ。
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敷地内には所謂蒸溜所としてウイスキーの製造が行われる棟、樽の貯蔵庫、クーパレッジ、他ビジター用のショップ、レストラン、博物館など多くの施設・棟が林立している。製造設備の規模は同じくサントリーの山崎蒸溜所に匹敵する大きさで、やはり他社の蒸溜所とは一線を画す印象だ。さらに敷地内には多くの木々が立ち、野鳥の森「バードサンクチュアリ」として観光スポットの一つとしており、自然と融合したナチュラルなイメージが強調されている。

これだけ多くの施設があり、さらに合間合間に森林が広っていることからも解るように、白州蒸溜所は極めて広大な敷地に存在している。実際、見学で訪れるとエントランスからビジターセンター、ビジターセンターから製造棟、製造棟から貯蔵庫までの距離が大きく開いていることに気づく。製造棟から貯蔵庫に至ってはバスで移動するほどの距離があり、全行程徒歩で見学する山崎とは大きな違いである。
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先述の通り蒸溜所敷地内には木々が生い茂り、移動中にちょっとした森林浴が楽しめるし、四季によって変わる景色も非常に良い。都市に近く、非常に工業的なイメージの山崎蒸溜所と好対照な、まさに「森の蒸溜所」だ。