〇 フルーティで華やか。安定感のあるシェリー樽アラン。
☆The Arran Malt LIMITED EDITION 20Years Old
DISTILLATON DATE:02/09/1996
BOTTLED DATE:08/08/2017
度数:52.0%
樽種:SHERRY HOGSHEAD #1220
(状態) 開封後1年6ヶ月/残量:60%程度/自宅保管
(テイスティング)
香り:
黄桃の缶詰、ベリージャム、ホイップクリーム、洋梨、パンケーキまたは焼き菓子のような香ばしさ。スイートで厚めな印象。スワリングするとウッディさを伴うワインビネガー。
味:
柔らかい酸とフルーティで伸びやかなスイート。中盤からはプディング、バターソテー、カラメルソース。終盤にはドライフルーツとタンニンのしっかりとした渋み、スパイシーさ。フィニッシュではウッディ、ビター感が穏やかに広がる。薄っすらとインク的な香りも感じられた。
加水でよりウッディとビターが前面に。
感想:
トップノートでベリー系、黄桃、洋梨といったスイートなフルーツ香が漂い、香り的には非常にグッド。味わいもスイートで厚めのボディ、穏やかで上品なフィニッシュと、概ね裏切らない方向性で満足度高め。樽感も強烈ではなく、程良い現行シェリーカスク味。値段もそれなりにお手頃で悪くない。
評価:4(美味しく感じる/ゆっくり楽しめるレベル)
コスパ:良い
~アイル・オブ・アラン(現ロックランザ)蒸溜所~
キャンベルタウンのあるキンタイア半島の東側に位置するアラン島。そのロックランザ村に存在する蒸溜所で、創業は1995年。
アラン蒸溜所が創業するまでは約160年もの間、アラン島でウイスキーは造られていなかった(最後にウイスキーが造られたのは1836年とのこと)。
企業傘下ではない独立資本の蒸溜所であり、「The Arran Malt」名義のシングルモルトおよび自社のブレンデッドウイスキーに原酒供給している模様。生産規模は年間120万リットル(2019年現在)とかなりコンパクト。
島内に自社第2蒸溜所となる「ラッグ」の創業計画が進行中で、それに伴い名称を「ロックランザ」に変更した。
尚、日本国内の正規輸入代理店はウィスク・イーが務めている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
比較的評判が良いリミテッドリリースのアラン。本ボトルも例に漏れず、なかなか悪くない味わいでした。
リリース初期のボトルには、味わいのバランスやオフフレーバー等、ネガティブなイメージのあるものも少なくなかったようですが、近年のものは定番・限定版ともに比較的良くなってきているようです。
特にリミテッドエディションで発売される20年前後の物に関しては、この頃合いがアランの熟成のピークの一つと言われるほど、しっかりとした出来のものが多い模様。残念ながら管理人自身が他のボトルを試す機会に恵まれていないため、今後要検証です。
ただ一点、インクのような香りが気になるところ。特段悪い印象は受けませんでしたが、時にオフフレーバーの一種として云われることもある香りであり、酒質の不安定さが出ているのではと勘ぐってしまいました。
そこに目をつむれば、普通に楽しめる良いボトルでした。
☆The Arran Malt LIMITED EDITION 20Years Old
DISTILLATON DATE:02/09/1996
BOTTLED DATE:08/08/2017
度数:52.0%
樽種:SHERRY HOGSHEAD #1220
(状態) 開封後1年6ヶ月/残量:60%程度/自宅保管
(テイスティング)
香り:
黄桃の缶詰、ベリージャム、ホイップクリーム、洋梨、パンケーキまたは焼き菓子のような香ばしさ。スイートで厚めな印象。スワリングするとウッディさを伴うワインビネガー。
味:
柔らかい酸とフルーティで伸びやかなスイート。中盤からはプディング、バターソテー、カラメルソース。終盤にはドライフルーツとタンニンのしっかりとした渋み、スパイシーさ。フィニッシュではウッディ、ビター感が穏やかに広がる。薄っすらとインク的な香りも感じられた。
加水でよりウッディとビターが前面に。
感想:
トップノートでベリー系、黄桃、洋梨といったスイートなフルーツ香が漂い、香り的には非常にグッド。味わいもスイートで厚めのボディ、穏やかで上品なフィニッシュと、概ね裏切らない方向性で満足度高め。樽感も強烈ではなく、程良い現行シェリーカスク味。値段もそれなりにお手頃で悪くない。
評価:4(美味しく感じる/ゆっくり楽しめるレベル)
コスパ:良い
~アイル・オブ・アラン(現ロックランザ)蒸溜所~
キャンベルタウンのあるキンタイア半島の東側に位置するアラン島。そのロックランザ村に存在する蒸溜所で、創業は1995年。
アラン蒸溜所が創業するまでは約160年もの間、アラン島でウイスキーは造られていなかった(最後にウイスキーが造られたのは1836年とのこと)。
企業傘下ではない独立資本の蒸溜所であり、「The Arran Malt」名義のシングルモルトおよび自社のブレンデッドウイスキーに原酒供給している模様。生産規模は年間120万リットル(2019年現在)とかなりコンパクト。
島内に自社第2蒸溜所となる「ラッグ」の創業計画が進行中で、それに伴い名称を「ロックランザ」に変更した。
尚、日本国内の正規輸入代理店はウィスク・イーが務めている。
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比較的評判が良いリミテッドリリースのアラン。本ボトルも例に漏れず、なかなか悪くない味わいでした。
リリース初期のボトルには、味わいのバランスやオフフレーバー等、ネガティブなイメージのあるものも少なくなかったようですが、近年のものは定番・限定版ともに比較的良くなってきているようです。
特にリミテッドエディションで発売される20年前後の物に関しては、この頃合いがアランの熟成のピークの一つと言われるほど、しっかりとした出来のものが多い模様。残念ながら管理人自身が他のボトルを試す機会に恵まれていないため、今後要検証です。
ただ一点、インクのような香りが気になるところ。特段悪い印象は受けませんでしたが、時にオフフレーバーの一種として云われることもある香りであり、酒質の不安定さが出ているのではと勘ぐってしまいました。
そこに目をつむれば、普通に楽しめる良いボトルでした。