〇 重層なオークとベリー、フルボディの羽生シングルモルト
☆Ichiro's Malt AGED 20 YEARS Cask Strength
from the Hanyu distillery
度数:57.5%
(状態)
開封直後/バー飲み
(テイスティング)
香り:
上品なウッディとピーティ。ビターで奥行きを感じる印象。次第にフランボワーズやストロベリーを感じさせるフルーティ、高級家具屋を思わせるオーク、もしくは香木。時間経過とともにモルティやバニラ、キャラメルのような香りも現れる。まだまだ開いていない印象。
味:
赤ワインのようなタンニン、ハイカカオチョコレートのようなビター、樽由来のウッディさを感じる。最初は甘さよりもビター感が強い印象。重層的でフルボディ。次第にベリーやカラメルソースのようなニュアンスもある。余韻はしっかり長めで、上品なウッディとビター、ほのかなピートが最後までじわじわと続く。時間経過でスイート感やバニラ、フルーツが開いてくる。アルコール度数のわりにピリピリしない。
感想:
最初はビターが強く、ドライで少し難しい印象だが、時間経過で徐々にキャラクターが現れてくる。重層感や上品な旨味、タンニンを感じ、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンのようなリッチな味わい。ビター感はカカオの強いチョコレートを思わせる。さすがの風格というか、ちょっと他で味わったことのない樽感。加水や時間経過で表情が変わるのでゆっくりしっかり楽しめる。さらに開いたら一体どんな味わいになるのだろうか…興味をそそられる。
評価: 5 (非常に美味しい/特別な時に飲みたいレベル)
コスパ:高いが納得
はい。どえらい代物を賞味致しました。高いとはいえ、払える額で飲めたのはなんと僥倖なことか!
もっと舌が肥えていたなら、もっと香りが拾えたなら、もっと気の利いた感想を書けたなら… とまあ悔やんでも仕方なし、現状でもしっかり楽しめたわけなので後悔しちゃいけません。
さて、イチローズモルトのシングルモルト20年(羽生モルト原酒)としてはセカンドリリースとなるこのボトル(ファーストリリースは46%加水)。メインの樽はシェリーだそうですが、香木のような香りも感じられ、もしかするとミズナラ樽も入ってるのかな~…などと分かりもせず推測してみたり。ボトルがボトル故、バイアスを掛けずに味わうことに相当苦慮致しました(汗
もう既に10年も昔のボトルなんですね…
先日イチローズモルトカードシリーズセットが香港のオークションで1億で落札されたことは有名なお話ですが、このボトルもこのボトルで市井に出たらいったいいくらになるのやら…なんていう邪な考えはさておき、大変貴重なボトルであり、しかも口開けで味わえるというこれまた僥倖かつド貴重な体験をさせていだいたわけです。ホント感謝ですよ。
自身のテイスティング術と語彙力の拙さ故にその魅力をきっちり書き表わせないのが癪ですが、まず第一印象ではビター以外に上手く拾うことができず、かなり難しい印象を受けました。が、時間を掛けてゆっくり探ってゆくとベリーやカカオといった要素、ビターの中にもボディをしっかり感じ、独特な旨味やとても良い樽感を見つけることができました。それ以上は形容しがたく、重層でリッチであるとしか言いようがない、本当に残念な表現力です(大汗
ただひとつ、これは間違いなく良いお酒(語彙力)!と言って差し支えないでしょう。いやホントに。
今回はバーでのイベントの中で振舞われたため、口開けで既に残り6割程度まで減っており、今後しっかり開くまでそれほど時間が掛からないと思われます。果たして次があるのやら…いや、是非とも開いた状態でもう一度味わってみたい!恐らく、いえ間違いなく相当なポテンシャルを秘めているはず。その機会が巡ってくるよう、心より願うところです。
☆Ichiro's Malt AGED 20 YEARS Cask Strength
from the Hanyu distillery
度数:57.5%
(状態)
開封直後/バー飲み
(テイスティング)
香り:
上品なウッディとピーティ。ビターで奥行きを感じる印象。次第にフランボワーズやストロベリーを感じさせるフルーティ、高級家具屋を思わせるオーク、もしくは香木。時間経過とともにモルティやバニラ、キャラメルのような香りも現れる。まだまだ開いていない印象。
味:
赤ワインのようなタンニン、ハイカカオチョコレートのようなビター、樽由来のウッディさを感じる。最初は甘さよりもビター感が強い印象。重層的でフルボディ。次第にベリーやカラメルソースのようなニュアンスもある。余韻はしっかり長めで、上品なウッディとビター、ほのかなピートが最後までじわじわと続く。時間経過でスイート感やバニラ、フルーツが開いてくる。アルコール度数のわりにピリピリしない。
感想:
最初はビターが強く、ドライで少し難しい印象だが、時間経過で徐々にキャラクターが現れてくる。重層感や上品な旨味、タンニンを感じ、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンのようなリッチな味わい。ビター感はカカオの強いチョコレートを思わせる。さすがの風格というか、ちょっと他で味わったことのない樽感。加水や時間経過で表情が変わるのでゆっくりしっかり楽しめる。さらに開いたら一体どんな味わいになるのだろうか…興味をそそられる。
評価: 5 (非常に美味しい/特別な時に飲みたいレベル)
コスパ:高いが納得
はい。どえらい代物を賞味致しました。高いとはいえ、払える額で飲めたのはなんと僥倖なことか!
もっと舌が肥えていたなら、もっと香りが拾えたなら、もっと気の利いた感想を書けたなら… とまあ悔やんでも仕方なし、現状でもしっかり楽しめたわけなので後悔しちゃいけません。
さて、イチローズモルトのシングルモルト20年(羽生モルト原酒)としてはセカンドリリースとなるこのボトル(ファーストリリースは46%加水)。メインの樽はシェリーだそうですが、香木のような香りも感じられ、もしかするとミズナラ樽も入ってるのかな~…などと分かりもせず推測してみたり。ボトルがボトル故、バイアスを掛けずに味わうことに相当苦慮致しました(汗
もう既に10年も昔のボトルなんですね…
先日イチローズモルトカードシリーズセットが香港のオークションで1億で落札されたことは有名なお話ですが、このボトルもこのボトルで市井に出たらいったいいくらになるのやら…なんていう邪な考えはさておき、大変貴重なボトルであり、しかも口開けで味わえるというこれまた僥倖かつド貴重な体験をさせていだいたわけです。ホント感謝ですよ。
自身のテイスティング術と語彙力の拙さ故にその魅力をきっちり書き表わせないのが癪ですが、まず第一印象ではビター以外に上手く拾うことができず、かなり難しい印象を受けました。が、時間を掛けてゆっくり探ってゆくとベリーやカカオといった要素、ビターの中にもボディをしっかり感じ、独特な旨味やとても良い樽感を見つけることができました。それ以上は形容しがたく、重層でリッチであるとしか言いようがない、本当に残念な表現力です(大汗
ただひとつ、これは間違いなく良いお酒(語彙力)!と言って差し支えないでしょう。いやホントに。
今回はバーでのイベントの中で振舞われたため、口開けで既に残り6割程度まで減っており、今後しっかり開くまでそれほど時間が掛からないと思われます。果たして次があるのやら…いや、是非とも開いた状態でもう一度味わってみたい!恐らく、いえ間違いなく相当なポテンシャルを秘めているはず。その機会が巡ってくるよう、心より願うところです。