Balblair 1990(AGED 23 YEARS) Kingsbury CASK NO.10116 REFILL SHERRY
Alc.52.9
CIMG0025
評価:6 point (10 point 満点中)

(コンディション)
自宅にて。開封から約1年、量はボトル3分の1程度、グレンケアングラス使用。

(見た目)
ややアンバー寄りの濃いゴールド、少々粘性あり。

(香り)
ハチミツ、完熟の黄桃やアンズ、ワックスや使い慣らした革製品、徐々にレーズンや薄めたバルサミコのようなドライフルーツ感とココナッツのような香ばしさが表れる。シェリー樽感は強すぎず、全体的に穏やかで控えめ。

(味)
最初は渋みが強い。時折墨汁のような風味も見え隠れする。渋みが引いてくるとドライフルーツやカスタード、あっさりした甘みを感じる。終盤も渋みは残り、モルトの香ばしさやウッド感、少々のスパイシーさと共に余韻に続く。刺激感は度数相応。余韻は比較的長く穏やかだが、少々ドライな印象も感じる。

(感想)
香りは穏やかながらもネガティブな要素が少なく、個人的には好きな部類。シェリーカスク系に有りがちな強すぎるシェリー感、甘すぎるドライフルーツ感が無く、穏やかであっさりした印象。ただ、人によっては個性が足りないと感じるかもしれない。一方で味ではやや渋みが強く、バルブレアらしい香ばしいモルト感やウッディな要素が隠されてしまっている印象。ただ、飲み口としては悪くなく、余韻も穏やかながら長続きしてくれるので楽しみ方次第なのかもしれない。


元々それほど突出したポイントを持つわけではないバルブレア。一般的にいわれるところのハイランド系の素朴なモルティさとスパイシーさが好印象なウイスキーだが、このボトルではその良さがリフィルシェリーカスク相手に少々負けてしまっているような印象だった。ただ、所謂シェリーカスク系の強すぎる要素は無く、樽由来と思われる渋みが気になる程度。余韻にかけていつものバルブレアもある程度感じられるので不満はない。

開封から1年近くが経過し、飲みやすさから量も大分減ってきていたためか、以前よりもフルーティさが抑えられ、渋みを感じやすくなっているような印象であった。

開封後:約6ヶ月
グラス:グレンケアン
価格帯:1.5~2万

(香り)
シェリーカスク由来のドライフルーツ、香ばしいモルト、ハチミツ、酸味を伴った乳製品、ナッツ、少々柑橘系フルーツの要素も感じる。

(味)
程良いタンニンの渋みと酸味、シェリー由来のドライフルーツ、モルティな香ばしさ、あっさりした甘味、少々オイリー、柑橘系のピールを思わせる要素もある。

(感想)
飲みやすく、程良いシェリー樽感とバルブレアらしいモルト感が合わさった、満足度の高い1本。


(評価)やや高い/非常においしい


発売当時としてはやや高い価格帯でしたが、現在の相場からすると十分お値頃感のあるボトル。

バルブレアらしいハイランドスタイルなモルティ風味に、リフィルシェリー樽の程良いドライフルーツ感が相まって、非常に満足度の高い一本です。

シェリー樽由来の重たい甘さも無く、ドライすぎるモルト感やウッディさも抑えられており、個人的にはこのバランス感が非常に好印象。カスクストレングスながらアルコール感も少なく、一方でちゃんと重層的な味わいも有り、十分楽しめるボトルでした。